2009年11月09日
蕾 第三百七話
夜中。
台所からは手つきの悪い音。
二階からは茉莉亜の泣き声。
台所に行ってみると、達彦がミルクを作っていた。
その要領の悪さに結局手を貸し、二人で達彦の部屋に戻る。
大人用のベッドに危なっかしく寝かされた茉莉亜が、布団を蹴り上げて泣いていた。
達彦が抱き上げミルクを飲ませようとするが、茉莉亜は泣き止まずミルクを口に含まない。
仕方なく今度は私が抱き上げる。
しゃくりあげながら泣き止み、ミルクを飲みはじめた。
「こいつ、何が違うんだろう。参るよな」
私が抱きあげると泣き止む茉莉亜に悔しそうに言う。
そういう風に言う事で、私の機嫌をとっているのがわかった。
「普通に結婚して子どもが出来るという事は、きっとこういう事なんだろうな」
私は思わず呟く。
静まり返った冬の部屋に短い時が流れる。
「ごめん」
達彦が唐突に言った。
「別にあなたのせいじゃない」
「私はあなたを利用して恵美子の傍に居たかっただけだから」
「でも、麻衣子ちゃんと義父さんには参ったけど・・」
私は自分の選んだ道を、全て自分の所為だと反省した。
「いや。俺が麻衣子の策略に乗らなければ・・」
「どうかしてたんだ。かあさんへのいたたまれない思いと麻衣子が重なって」
達彦の反省の弁など、本当は聞きたくはなかった。
いくらレズビアンで女しか興味がないとは言え、女としての自分を否定される事は嬉しくは無い。
できれば多少なりでも、自分に興味があったと言ってほしかった。
そんな矛盾を口にできず、
二人並んで茉莉亜の顔を覗いていた。
すっかり寝息を立てた茉莉亜を抱いて、私は立ち上がる。
「置いておけよ。また泣きだしたら疲れるだろ」
「こんな所に寝かしたら、いつベットから落ちるか心配で寝れやしないから」
私は達彦の部屋を出た。
自分の部屋に戻り、小さな子ども布団に茉莉亜を寝かす。
恵美子と茉莉亜に挟まれるように床に就き、目を閉じた。
隣の部屋から途切れ途切れの女の声。
麻衣子の声ではない。
舅が見ているアダルトビデオの音が静かな夜に漏れている。
みんなが育児や介護に疲労し性的欲求が減退しているのに、
この男だけは尽きることがない。
「病気」
部屋の主に履き捨てて、私は布団を大きく被った。
〜つづく
恋愛ブログランキング
↑ お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。 ランキング参加中!
2009年11月08日
蕾 第三百六話
次の日。
麻衣子は熱を出した。
産後の体で寒い中、あんな事をした罰だ。
しかし、
その皺寄せが来るのはやはり私だった。
麻衣子の看病は正月休みの舅に任せたが、茉莉亜までは手が廻らない。
正月の二日から、私は恵美子と茉莉亜の世話に明け暮れた。
達彦も仕事が休みで手伝ってくれたが、恵美子の世話を達彦にさせるのは抵抗がある。
達彦には茉莉亜を任せた。
夜には達彦が茉莉亜を風呂に入れ、
私が湯上げをする。
無邪気な茉莉亜の顔に、私と達彦が微笑む。
「ほらほら、茉莉亜ちゃん熱かったでちゅね〜」
いつの間にか私が赤ちゃん言葉になり
「玲子、風呂に入ってきたら?俺が見ておくよ」
と声を掛ける達彦の言葉が自然すぎて、思わず互いの顔を見合わせ赤面した。
私は慌てて恵美子が気分を害していないか確かめるために、恵美子の方を見た。
でも、恵美子の目には嫉妬の色など微塵もなく、息子夫婦の仲の良さを安堵する母の目をしていた。
それが堪らなく私には苦々しかった。
「部屋に戻ってくれていいわ。心配なら茉莉亜を連れていけばいい」
私は心にもないキツイ口調で、茉莉亜と達彦の存在を否定した。
風呂から戻ると、部屋には恵美子だけだった。
茉莉亜がぐずると恵美子が心配すると考えたのだろう。
私も達彦も基準は恵美子であり、
恵美子の平穏を害さないために茉莉亜をあやしている。
あんな男に孕まされてできた子など愛せるわけがない。
私と達彦の育児の原点はそこにあった。
〜つづく
恋愛ブログランキング
↑ お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。 ランキング参加中!
2009年11月07日
40歳の検診【後編】
検診の時間は11時。
残された時間は2時間。
現在のところ採取されたのは、昨日の残り滓のような下痢便のみ。
それも切痔まじり。
このまま検便に負けるのは悔しい。
何をどう負けるのかは自分でもわかりません。
しかし大人になって初めての検便。
大人らしくきちんとした物を提出したい。
私はこの後の予定を、検便キットと共にすることにした。
午前中に銀行と整形外科に行かなければならない。
その間いつでも採取できるように、エルメスのカバンに検便キットを入れ。
いざ出陣。
まず銀行に行き、ATMに並ぶ間も脚を動かし腸に振動を送る。
しかし兆候なし。
次に病院。
長い待ち時間。
私は人知れず軽く息みながら、肛門を緩める。
いつもは脚を組んで座っているのだが、今日は少し脚を開き下半身は緩め。
「さぁ、いつでもおいで。誰も君の出発を遮らないよ」
腸の中の愛しの便に呼びかける。
30分ほど経った頃。
根負けしたのか誠意が伝わったのか、排出の波が押し寄せてきた。
おーーー
これはなかなか上物が出そうな気配。
ここで焦っては引っ込んでしまうので、
私はそのままもう少し奴が出口すれすれまで寄って来るのを待った。
「よーし、ここまで寄せたら大丈夫」
まるでカジキマグロでも引き上げるような真剣勝負。
寄せの限界を感じた私は、一目散にトイレに駆け込んだ。
ズボンとパンツを下ろし、先に小を済ませた私は新たな失態に気付く。
採取にあたり便器の中に採取用のシートを敷き、その上に物を出すのだ。
が、
今朝失敗したときにシートを使い切ってしまった。
このままでは物が水に浸かってしまい、私の検便からは変な菌が大量に見つかってしまう。
でも、トイレットペーパーを浮かべたところですぐに浸水して意味がない。
「許せ▲▲整形外科」
私はトイレットペーパーを何重にも重ね、便器の前に敷いた。
そして便器ではなく、便器の前のペーパーの上に用を達した。
今年40歳。
個室とは言え、その姿は「情けない」の一言。
おかげで立派な検便が採取できました。
今朝のために昨夜食べた牛蒡の繊維が邪魔で採取しにくかったけど。
容器に詰め、
二日分を指定のビニール袋に仕舞い、
再びエルメスのカバンに入れて、
整形外科の診察を終え、
40歳の検診に行きました。
節目の歳に思い出に残る検診。
後はアナルセックスの切痔が、大腸ガン検査に引っかからないかだけが心配です。
人生80年。
40歳は後半のスタート。
いわば赤ちゃんみたいなもんです。
数々の失態も純粋無垢な赤ちゃんなら許せる。
こんなおバカな40歳の自分が愛おしい。
終り
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年11月06日
40歳の検診【中編】
検診当日。
私はいつもより早く目が覚めた。
寝起きに冷たい水でも飲めばお通じも良くなるのだろうが、
胃がん検診も控えた私は昨夜から水一滴も飲めない。
「水分もなしにウ●コが出るかってんだ」
誰に文句を言う訳でもない。
全ては昨日採取し損ねた自分が悪いのだと諦め、
新聞を片手にトイレに入った。
自分の名誉のために言っておくが、日頃はトイレに新聞など持っては入らない。
しかし、今朝は長期戦になるだろう。
温かい便座に腰掛け、排便の波を待つ。
気になる記事を読み終えても、一向に兆しはない。
気が短い私はこれ以上、トイレで無駄な時間が過ごせない。
新聞を畳み、力んでみた。
「うーーーーーっ」
頭の血管が切れそうになる。
しかし、
私の尻はウンともスンとも言わない。
もう一度息を吸い込み息んだ。
ダメだ。
このままだと脳の血管が切れるか痔になる。
私は諦め、トイレットペーパーを一掴みする。
目に見える状態のものは出ない。
しかし、それらしものが出口付近に来てるかも?
期待を胸にテッシュをそっと肛門に当ててみた。
恐る恐るテッシュを覗いてみる。
白いテッシュがかすかに色づいている。
「やったー」
と思ったが何か色が違う。
「生理?いや場所が違う」
「しまった!」
二日ほど前、アナルセックスをしたから肛門が切れていた。
「血便と間違えますから、生理中には検便しないで下さいね」
と注意を受けていたのに、
アナルセックスの切痔で血便採取。
自分の性欲をこれほどまでに後悔したのは、
妊娠中にオナニーをして流産しかけたとき以来だ。
とりあえず、朝の採取は諦めトイレを出た。
続く
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年11月05日
40歳の検診【前編】
デパートの中の飲食店。
友人A子と、お好み焼きを食べていた時。
お尻がむずむず。
久方ぶりの排便の波が、私の体に押し寄せて来た。
「トイレ行ってこようかな」
と言うと
「私も」
とA子。
「じゃあ、先に行ってきて」
先にトイレを譲った。
お好み焼き屋さんからトイレまでは結構遠かったのか、
それともA子の用を足すのが遅かったのか。
なかなか戻って来ない。
後悔と冷や汗が体中から溢れ出す。
仕方なく二人分のお会計を済ませ、
A子が置いていったカバンと自分の荷物を抱え、
トイレに向かう。
脚をクロス気味に、蛇行しながらトイレに向かう私。
そこに涼しい顔をしたA子が戻って来る。
「あかん!代わって」
持っていた二人分の荷物を掘り投げるようにA子に渡し、
デパートの中を駆け出す私。
走りながら手はベルトにかかる。
一刻の猶予もならない状態。
トイレの扉を開け、
扉を閉める前にベルトを外し、
座るが早いか、
扉を閉めるが早いか。
腰掛けた途端、勢いよく
スルスルスルー
と、程よい形のものが大量に出た。
「ほぅうう、やっぱりコー●ックは効く」
「何日ぶりやろ、出たの」
数日ぶりの快便にすっきりする私。
が・・3秒後。
何故に自分が便秘薬を飲んだかを思い出し青ざめた。
明日の大腸ガン検査に提出する検便を採取するための便秘薬服用。
大腸ガン検査には二日分の検便が必要。
便秘症な私は
「せめて一回分でも薬を飲んで出してください」
という保健士さんの指示に従い、
二日に一度は服用する便秘薬を禁じ、
この日のために溜めて置いたのに。
時既に遅し。
四日分の物が便器の中で浮いている。
採取するにも容器は自宅。
名残惜しいが私はレバーを引く。
何処に出しても恥ずかしくない、立派な物を水に流した。
これだけのものを出したのだから、もう当分出るものはないだろう。
でも、明日の検便に間に合わさなければ。
私は一目散に家に帰り、
更に大量の便秘薬を飲み、
検便キットを握り締め、
次の排便の波を待つことにした。
結局その日は下痢ッピーとなり、満足の行く代物は採取できなかった。
しかし、明日必ず出るとは限らない。
私は「一日目」と書かれた容器に液体状のそれを採取し、
明日もう一度試みることにした。
続く
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年11月04日
リコーダー
私は気がかりな事や、その日見たものがすぐ夢に出てくる。
「ヘリウムガスを吸ってリコーダーを吹いたらどうなる?」
そんな実験番組を見た夜だった。
ダーリンと私はアナルセックスに興じる。
二人のボルテージが上がり
「穴に違うものを入れてみよう」
と、変態二人は興奮しだす。
それは若かりし頃、マンコに
きゅうりやナスやゴーヤ
を入れたのりだった。
しかし、
40歳ともなるとそんなありきたりな物では足りない。
そこでダーリンが取り出したのはリコーダー。
「ほら、ケツ出せ」
「えっ?」
「ケツ出せ」
そんな硬くてデカイものが入るわけはない。
と思ったのもつかの間、
アナル上級者のダーリンは見事に私のアナルにリコーダーを挿入した。
「そうか。吹く方から入れると細くなってるから入るのか!」
「リコーダーの節が亀頭みたいで気持ちいいんだ」
感心する私。
「腸ってくねくね曲がってるって聞くけど、私の腸って案外まっすぐに長いんだ」
30cm以上はあるリコーダーは、すっぽり私のアナルに納まっている。
気持ちは良くはないが、嫌でもない。
「じゃあ、今日はこのまま」
そこからダーリンの放置プレイが始まる。
私は一日リコーダーを尻に詰めたまま過ごさなければならない。
「屁をこいたら、笛が鳴るからな」
そう。
管楽器は空気が入ると音が鳴る。
私は屁を堪え、リコーダーが抜けるのを尻を閉め堪え一日を過ごす。
ピンクローターをマンコに入れたまま電車に乗るより興奮した。
そこへアイドルと会えると言う知らせが入る。
アイドルには会いたい。
もしかするとそこで恋の花が咲くかも知れない。
でも、
尻にリコーダーを入れたままではセックスはできない。
抜いて欲しいが、ダーリンはお出かけ中。
仕方ない自分で抜き取る。
私はトイレに駆け込み尻に力を込める。
極度の便秘を押し出すように、リコーダーを押す出す。
最初は出にくかったリコーダーだが、足部管と言われる部分まで押し出すと後はすんなりツルンと出てきた。
「良かった」
ほっとしてリコーダーを覗き込むと、茶色いお土産が付着していた。
それは肛門に近い方はいつも出しているような色と臭いで、
唄口と呼ばれる奥の方はまだ胃で消化仕立ての色と形だった。
そしてなぜかレンコンの薄き切りが一枚、ペロリとついていた。
「やっぱり腸って長い道中、食べ物を消化してウ●チにしていくんだ」
「けど、レンコンって消化悪いのかな?」
大きく開いてしまったアナルを気にしながら考え込んでいると、目が覚めた。
妄想と言うにはマニア過ぎ、
夢占いをしたくても前例のない夢。
アナルにリコーダー。
でも決して悪夢ではなかった。
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年11月03日
個人情報
胃癌の検診。
順番を待っていると、
70歳位の老女が問診を受けていた。
「便秘はありませんか?」
彼女は耳が少し遠いらしい。
担当の男性は大きな声で質問する。
「安定剤は使っていませんか?」
「はい・・?」
「あんていざい!」
「えっ・・?」
「あ・ん・て・い・ざ・いです。安定剤!」
いくら相手が耳が遠いとはいえ、
そんな心身に関わるようなことを大声で言わなくても?
私は男の配慮のなさにムッとした。
同時に老女の肩越しに
寂しい老人の一人暮らし、眠れない夜
もしくは
嫁からの悲痛な虐めによる不安
を想像し胸が痛んだ。
しかし私が胸を痛めている間も、老女と男の問答は続く。
「安定剤です、安定剤!」
何度も大声を出す男の質問。
やっと理解した老女
「使ってはいます」
「使っているんですね?」
そうか。
やっぱり老女は人知れず悩んでいるんだ。
「ポリグリップとか入れ歯の安定剤をつかってるんですね?」
「いいえ。入れ歯は使ってますけどそのまま入れてます」
どうやら安定剤は安定剤でも、「精神安定剤」ではなく「入れ歯安定剤」の質問だったらしい。
自分の早とちりに安堵した。
でも、歳はとっても女は女。
「精神安定剤」と「入れ歯安定剤」。
どちらが人に知られたくない個人情報だったのだろう。
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年11月02日
蕾 第三百五話
茉莉亜の服を着せ終わった麻衣子は、
舅が部屋を出たのを見計らって
「パパったら何にも解ってないんだから」
「でも玲子さんは一時期達彦にせがんでたから、もしかしたらもしかして?」
「どう?達彦のペニスなかなかだったでしょ」
「興奮すると大きくなるのよ、もっと。でもパパの方が大きいけど」
「茉莉亜のお世話のお礼に、達彦の悦ばし方教えてあげようか?」
「でもな〜、達彦は麻衣子だから興奮してたけど玲子さんだったらどうかな?」
そう言うと、クスクス笑いながら部屋を出ようとした。
私は怒りを通り越し、あきれ果てた。
この色欲に犯された鬼畜に、何も言い返す気にもなれなかった。
ただ
「茉莉亜を自分達の部屋に連れて行って」
とだけ声を掛けた
しかし、
麻衣子は一人で部屋へと戻っていった。
もはや麻衣子は茉莉亜に関心は無いようだ。
舅との愛情の確認として妊娠はした。
だけど、産んでしまえば自分が女として愛欲に溺れることしか考えられない。
数時間置きにミルクをせがむ茉莉亜。
それは面倒なだけの存在。
私とて他人の産んだ子を育てなければならない道理はない。
けれども、
湯冷ましを私の腕の中で飲み、すやすやと眠る茉莉亜を鬼畜に着き返すこともできなかった。
風呂から上がって来た達彦に、舅に言われた言葉を伝えた。
さすがに麻衣子に言われた言葉を伝えることはできなかったが、達彦は
「一緒にするな」
と短く履き捨てた。
男とか女とかだけで、同じような性の価値観を持っていると思うな。
そんな達彦の怒りの言葉だった。
きっと世間の人からすれば舅と麻衣子だけではなく、
私のレズビアンも達彦のマザコンも、
すべて一般的な価値観とはかけ離れているに違いない。
しかし、舅とだけは一緒くたにしてほしくはない。
それだけ私は舅を強く軽蔑していた。
〜つづく
恋愛ブログランキング
↑ お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。 ランキング参加中!
2009年11月01日
蕾 第三百四話
しかし、
すぐに達彦から助けを請う声が掛かった。
達彦に沐浴の経験などない。
湯船には浸けたが、どうやって洗うのか解らない。
私は脱衣所から指示をしたが、
私とて介護入浴はした事はあっても育児をした事はない。
響く風呂場であーだ・こーだと言っているのがまどろっこしくなり
「もういい、私も手伝うから」
ズボンの裾を巻くりあげ、浴室に入っていった。
達彦が茉莉亜を抱き、私が体を洗ってやる。
茉莉亜の気持ちよさうな顔に、私も達彦も安堵し
「なんだか、気持ちよさそうだね」
「うん。あっ、手をパーにして洗ってあげないと」
と共同作業を続けた。
「さ、そろそろあげようか」
長く湯船に浸かってた達彦が声を掛ける。
私はバスタオルを脱衣所に取りに行き、浴室に戻る。
浴室では長湯で顔を真っ赤にした達彦が、熱さに耐え切れず湯船から立ち上がっていた。
湯煙は立っていたが、達彦の体が見える距離で茉莉亜を受取らなければならない。
私は顔を背け、達彦もすぐに私の様子に気付き体をくねらせた。
何度か愛撫をされた時も、達彦は自分の服を脱ぐ事はなかった。
達彦のその箇所は、湯気のなかで赤黒く伸びている。
私はすぐに浴室を出て、リビングに戻った。
湯気の立つ茉莉亜を抱いて部屋に入ると、舅と麻衣子が帰って来ていた。
「あーっ、茉莉亜ちゃんお風呂に入ってたの?気持ちよかったですね〜」
麻衣子が母親らしい声を掛ける。
「遅くなって悪かった」
舅は一応謝罪の言葉を述べ、そして
「心配はしてたんだけど、達彦と玲子さんは結構上手くいってるんで安心したよ」
「達彦はあのとおりマザコンだし、玲子さんはあっちには興味がないんだとばっかり」
「まぁ、そんなことはないよな。所詮男と女なんだし」
「私達には遠慮せず、夫婦なんだから仲良くやればいいから」
意味ありげないやらしい言葉を並べ、リビングを出て行った。
〜つづく
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
2009年10月31日
蕾 第三百三話
夕食ぐらいは、正月らしく過ごす事にした。
小ぶりのお重に詰めた御節、
お雑煮、
正月用に買ったオードブルをテーブルに並べる。
私も達彦も御屠蘇に口をつけたが、
この後の介護と育児を考えると一口以上すすまなかった。
お正月の真似事をしたが、三人で話す事もない。
共通の話題があるとすれば、麻衣子と舅の事になる。
そんな話をすれば三人が三様に気分を害す。
手持ち無沙汰でつけたテレビだけが馬鹿笑いをして、
私達の静かな夕食は30分と経たずに終了した。
私が片付けをしている間に、達彦が茉莉亜にもう一度ミルクを飲ませる。
茉莉亜は飲み終えると小さなそれでいて勢いのいいオナラが聞こえ、
茉莉亜の小さなオムツから柔らかいウンチがはみ出した。
「あぁ、これじゃ全部着替えなきゃ」
ゆっくり服やオムツを脱がしたが所々にウンチが着いて、
もはやお風呂に入れるしかない状態だった。
私と達彦は顔を見合す。
どちらかがお風呂に入れて、どちらかが湯上げをしてやらなければならない。
「達彦、お風呂に入れてあげて」
「えっ!あっ?」
私の言葉に戸惑ってはみたものの、
M気のある達彦は命令口調で言われたことに反する事ができない。
それ以上に、今の茉莉亜の状況では有無を言える状態ではなかった。
すぐに風呂に湯をはり、達彦を風呂に入らせる。
私も裸の茉莉亜を抱いて浴室に入った。
沸かしたての風呂は湯気がもくもくとたち、茉莉亜を達彦の手に渡すと私はすぐに浴室を出た。
〜つづく
恋愛ブログランキング
↑ 押せばエロスの泉湧く。お手数ですが、1日1クリックのご協力お願いします。
- 共通テーマ:
- 永遠のテーマ=H テーマに参加中!


